ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
ジュラル星人は、チャージマン研の妹キャロンを人質にして研をおびき出すが、研に瞬殺されるというものです。
冒頭、ローラースケートに興じるキャロンとバリカンのシーンから始まります。当時はローラースケートがブームで、昭和40年代には、東京12チャンネル(現「テレビ東京」)でミッキー安川や土居まさるの実況で、「ローラーゲーム」という番組が放送がされていました。もっとも、当時は「ボーリング」が大ブームで、個人的には、そちらの印象の方がより強く残っています。
キャロンは坂道で止まれなくなり、そのまま銀行強盗と警官隊の銃撃戦の中に突っ込むという、どっきりハプニングに巻き込まれてしまい、銀行強盗はキャロンを人質に逃亡を謀りますが、スーツ姿の地球人の男性に化けたジュラル星人二人に行く手を阻まれ、彼らに人質のキャロンを奪われてしまい、その上、駆けつけた警官隊に逮捕されてしまいます。
キャロンが銀行強盗の人質になった際、バリカンにチャージングGOをせがまれるものの、研は、「いくら悪い奴でも、人間にアルファーガンは撃てないYO!」と言ってこれを制するシーンがありますが、第58話「悪魔のサーカス団」において、アルファーガンで猛獣を眠らせるシーンがあり、その後改良されたものと思われます。
なお、いつもはSEが仕事をしないことで有名な作品なのですが、今回は銀行強盗や銃撃戦のシーンで派手な銃声のSEが付いていたり、子供向けアニメにもかかわらず、人が銃殺されるシーンがあったり、ハードボイルドな作風に仕上がっています。
そのためか、銀行強盗の前に現れたジュラル星人も、戦闘の中にスーツ姿で現れるところなど、皆川亮二著「ARMS」におけるキース・シリーズを思わせるほどの存在感です。
すいません。言い過ぎました。
さて、銀行強盗を逮捕したところへ押っ取り刀で駆けつけた研は、警官に「あの人質にされた女の子は?」と尋ねますが、警官は「知らんな」と答える有り様で、この警察は神戸西警察署の未来の姿と思われます。
その後、チャージングGOした研がキャロンを乗せた車に追いつき、ジュラル星人が正体を現しますが、その直後に研に瞬殺されます。タイムスライダーで確認したところ、その間ホンの2秒余りでした。
ドンパチのシーンが長すぎて尺が足りなくなったのでしょうか。
その割に、ラストシーン(ローラースケートに興じる研たち)が尺余りの消化にしか見えませんが。
・今回のジュラル星人側の人的損害2人(トータル55人)
スポンサーサイト