ネタバレがあるので格納。
ストーリーは、北海道へ春の遠足に出かけた研をミイラに仮装したジュラル星人が襲撃するが、研に返り討ちにされるというものです。
離陸地点がどこかは分かりませんが、なぎさ先生の説明によると、未来の航空機は「わずか30分足らず」で北海道に着くようです。仮に東京の羽田空港からだとすると、3分の1以下に短縮されていることになります。また、CAの姿が見えず、なぎさ先生が生徒たちにベルトを締めるように促している様子から、旅客機がバス感覚の乗り物になっていると思われます。小学生が遠足で飛行機を利用することなど考えられなかった昭和49年放送当時には、かなりの衝撃映像だったのではないでしょうか。
まあ、憶測ですけどね。
さて、一行は季節外れの台風により着陸した空港付近の街と思われる場所に足止めされますが、この台風は、ジュラル星人が第2話「危機一髪!!」で使用した人工雲発生装置をさらに強力にしたものではないかと推測されます。
だとしたら、研の乗った飛行機を墜落させれるくらいの発想があってもいいかと思われますが、ジュラル星人はなぜか、ミイラに仮装し、しかもご丁寧に目立つ馬車に乗って襲撃するという手段を選択したようです。
常に攻撃方法が回りくどいジュラル星人ですが、今回は特に斜め上に行ってしまってます。
地球人より科学力に優れているとのことですが、トータルで物事を考えることが苦手なのかもしれません。
また、上記第2話では、人工雲の下で変装に苦慮した研でしたが、人工台風の下であっさりチャージングして変装しています。この辺はかなり融通が利くようです。
なお、このシリーズは動物に対する過酷な描写が散見され(第51話「捨て犬コロ」など )、この回でも、研がスカイロッド号を接触させて脱輪させた馬車が街灯に激突し、馬もろとも突如炎上したり、ジュラル星人の足元の氷をアルファーガンで溶かし、馬もろともジュラル星人を極寒の海に沈めたりしています。
余談ですが、ラスト付近で、研が「なぎさ先生の水着姿見れるぞ」とか言ってて、この頃から、いわゆる「ら抜き言葉」があったんだなー(詠嘆)。
・今回のジュラル星人側の人的損害10人(トータル22人)
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