ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
南極遊園地に出かけた泉一家をジュラル星人が襲撃するが、研が撃退するというものです。
冒頭、研のパパがヘリコプターを操縦している姿に驚かされます。往年のアメ車を彷彿とする、おなじみの燃費の悪そうなデカいオープンカーだけでなく、ヘリコプターも所有しているか、少なくとも免許は持っているようで、さすがブルジョアの道楽は桁が違います。
パパは、医師としての診療報酬以外に、自らの息子を地球防衛に供することにより、それ相応の報酬を得ているのかもしれません。
南極遊園地では、子供たちがペンギンを愛でたり、アザラシに乗ってレースに興じたりしています。現在では、このような行為は南極条約に抵触する可能性がありますが(南極条約議定書附属書 南極の動物相及び植物相の保存 第一条(定義)(h)「有害干渉」、第三条(在来の動物相及び植物相の保護)参照)、100年後の未来では、この条約は撤廃されているのでしょう。
つい最近の第56話「暴走!馬上の研」では、乗馬する前にパパから気をつけるように言われていた研ですが、今回は裸のアザラシを器用に乗りこなしています。
そちらの方が難しいのではないでしょうか。
研がレースに興じているうちに、彼を応援していたキャロンがジュラル星人の触手に捕捉されてしまいます。
そして、ここで我々は、ジュラル星人たちが、裸で南極の海中から現れた事実に驚くことになります。
彼らは、第52話「海底油田を爆破しろ!」において、深い海底でも棲息できることが明かされましたが、のみならず、南極という極寒の地の海中でも裸で棲息できるようです。
何という適応力でしょうか。そこで、無益な争いはやめ、地球人は陸に、ジュラル星人は海に住めば平和的な共存が可能なような気もします。
なお、極寒の地への適応という点では、泉一家も負けてはおらず、全員、自宅のリビングからそのまま出て来たような恰好をしており、キャロンなどはいつものミニスカでジュラル星人に持ち上げられ、パンツ見えっぱなしです。
また、南極の地で見る、パパのバリッとしたブルーのスーツ姿というのもなかなかシュールです。
ここで、バリカンが助走を付けて丸いボディの中に頭と手足を引っ込めると、ジュラル星人に激しく体当たりをしてキャロンを救い、その後、チャージングGOした研がジュラル星人を皆殺しにします。
ストーリーがスカスカだったためか、戦闘シーンが若干長く感じられますが、研無双であることには変わりありません。
その後、南極遊園地に元の平和(元のシーンの使い回しですが)が訪れますが、キャロンに体当たりした後に海に落ちたバリカンのことを研がすっかり忘れており、「いっけなーい。バリカンのことを忘れてた。」との茶目っ気を披露します。
バリカンは自力で海から這い上がりますが、第20話「ガールフレンドが出来た」でも発揮された、研のバリカンに対するスルーっぷりはスジガネ入りと言えましょう。
・今回のジュラル星人側の人的損害4人-9人※(トータル197人)
※=第5話「恐怖!ミイラが馬車でやってくる」において、極寒の海に落ちて死んだものとカウントしたジュラル星人が、上記第52話及び本作において、死んでいない可能性が高くなったため、第5話で海に落ちた9人のジュラル星人をトータルから差し引きました。
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