ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
ジュラル星人は、大反攻作戦に出るものの、研一人に返り討ちにされるというものです。
冒頭、海底基地において、魔王が多くのジュラル星人たちを前にアジっております。
曰く、「もう我々は地球をこの手に握ったも同然である。地球人の科学力はジュラル星の500年前だ。奴らがどんな武器を使い、束になってかかっても、我々に勝てるわけがない。この上は一日も早く地球を征服し、死にかけているジュラル星の仲間達を呼び集め、再び平和と繁栄を取り戻さねばならん。」との名演説なのですが、これまでの侵略作戦の有り様から説得力が皆無であり(彼らの地球侵略の歴史は研に対する敗北の歴史と言っても過言ではありません。)、これに「おおー!」と反応するジュラル星人は約2名ほどしかおりません。
そのうち一人が、地球侵略作戦の最大のネックとなっている研の存在について進言しますが、魔王は「気にするな!」と一蹴し、「X部隊」に地上攻撃を命じます。
この人達はアルファベットが好きで、上記「X部隊」のほか、「X-6号」(第8話「ジュラル星人X-6号」)とか「X-7号」(第53話「怪しい花嫁」)など、特に「X」が好きなようです。
その頃、研一家は、自宅のリビングで、丸い傘のような形状の装置のボタンを押し、そこから出てきた青紫色の液体を飲みながら、以下のような会話をしています。
(ストローを使わずに飲もうとするバリカンに対し、)
研 「バリカン、意地汚いぞ。ストロー使って飲みなよ。」
パパ「いいじゃないか。研だってときどきやるぞ。」
ママ「んまあ、あなたったら。」
研 「ちぇ、知ってたのかあ。えへへへへへっ。」(一同笑)
この一家の団らんは、かなりの頻度でこのパターンの会話に費やされてますが、当時の「家族の会話シナリオ」における黄金律でもあったんでしょうか。
この後、キャロンがパパに、「たまのお休みだからどこかへ連れて行って」とせがみますが、家族思いのパパには珍しく「すまんがパパは用事があるんだ。」と断ります。製薬会社の営業さんからの接待でもあるのでしょうか。あるいは、弁護士との次回期日の打ち合わせとかだったらイヤですが。
研はその辺の空気を読んでか、キャロンに空港を見に行こうと提案します。
研は、第22話「時限爆弾電送テレビ」においても、次のターゲットが不明確であるにもかかわらず、まず空港ビルにすっ飛んで行ったことがあるので、基本的に空港ないし飛行機が好きな少年なのかもしれません。
その証拠に、空港に着いた研は、キャロンに対し、NYまで1時間で飛ぶ「原子力ジェット」や宇宙船を中継する「宇宙船ジェット」などの知識を披露しています。100年後の未来には、この原子力ジェットを始め、核爆発による地熱発電(第34話「スカイロッド 地底に突っこめ!」 )、大型貨物原子力船(第9話「ジュラルモンス登場」)、など、原子力エネルギーが多く活用されているようです。
研達は空港でも青紫色の飲み物を飲んでおり、彼らの好物であると思われます。
そこへ6機の円盤で構成されるX部隊が現れ、空港を攻撃しますが、研の乗ったスカイロッド号が発した一発の衝撃波(?)により、全機撃墜されます。
束になってかかっても勝てなかったのはジュラル星人の方だったようです。
・今回のジュラル星人側の人的損害3人(トータル168人)
一部隊全滅なのでかなり死んでると思いますが確認できた人数で。
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