DVDBOXでは下巻の41番目に収録されています。
ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
ジュラル星人は、研を拉致監禁している地下牢に水を流して溺死させようとするが、下手に研のニセ者を立ち回らせたために計画が発覚し、水没寸前にチャージングGOした研に皆殺しにされるというものです。
今回は、なぎさ先生が久しぶりの登場というだけでなく、いつもより「ああっ」などのよろめき声も多めにちりばめられており、音声だけ聞いたら子供向けアニメではなく「女教師なぎさ監禁濡れ濡れ地獄」というAVではないかと思うくらいの作品に仕上がってます。嘘です。ごめんなさい。
冒頭、研が学校を休んでいることを心配したなぎさ先生が、研宅を訪問する途上で研に会い、その目から発するチカチカ光線により「ああっ」と失神します。
この一連の場面での、研の、先生に対する横柄な言動に視聴者は違和感を感じると思われますが、ここで研が「研と同じ所へ放り込んでおけ。研のやつ今頃は。」と言い、ここでその研がニセ者であることが分かります。
その頃、本物の研(ガチ研とでも言いましょうか)は地下牢で失神しており、頬に落ちた地下水により目を覚ましますが、水を流して溺死させるつもりであれば、失神している間にした方が効果的かと思われます。
その後、ガチ研の回想により、彼が学校の帰り道にロボットピエロの道化を見ている隙に背後から布で口と鼻周辺を押さえられ失神したことが描かれています。おそらく、その布には麻酔作用のある薬品が染み込まされていたのでしょう。
ここで、丸尾末広ファンのお子様は「犬神博士」(秋田書店刊)「其の参」の誘拐シーンを思い浮かべるのではないかと思われます(そんなガキいるか)。
そこへ、ジュラル侯爵(誰だw)により乱暴に投獄されたなぎさ先生により、ガチ研は自己のニセ者の存在を知らされることになります。
その頃、ニセ研は研の家族と食事をしていますが、突如、バリカンとキャロンにより野球用のバットで殴りかかられます。ニセ研が驚くのは当然として、そのバイオレンス表現には視聴者の子供達もちょっと驚いたのではないでしょうか。
この段階で既に、研の家族には、
①ガチ研が大嫌いなトマトジュースを美味そうに飲んだ
②ガチ研は食事の際にちゃんと手を洗う
③ガチ研は学校を休まない
④ニセ研が鏡に映らない
との諸点からニセ者であることがばれていたようです。
①から③はママが、④はバリカンが指摘したことですが、最後の④だけで即断可能なはずです。
それ以前に、ガチ研を失神させて溺死させるだけであれば、ニセ研作戦はそれ自体無駄な上に、本来の作戦が発覚してしまうリスクも高いと思われます。念には念を入れたつもりで、そのためにかえって失敗することは、我々の社会でもよくあることで、ジュラル星人を笑うより反面教師とするべきではないでしょうか(教訓久しぶり)。
ここで、ガチ研のパパは、ニセ研に対し、「これは癌細胞を消滅させる特殊光線アトスミヒだ。パワーアップさせれば生物はドロドロに溶けてしまう。」といい、銃のような形状のデバイスをニセ研に向け、ガチ研の居場所を聞き出そうとします。
これ以降のカットで、ニセ研がぱったりと登場しなくなりますので、研の居場所を吐いたニセ研は、直後にドロドロにされたものと推測されます。ガチ研のパパは、やるときにはやる男だと思われます。
その頃、研はなぎさ先生と共に、地下牢で溺死させられそうになっており、「光が無くては変装できない!光が欲しい!」と叫び、危機一髪ぶりをアピールしておりますが、これまで述べてきましたとおり、「光がないと変装できない」という設定は臨機応変なものである上、全く光がないのであれば画面は真っ暗な状態で研の姿も見えないはずですので、研のこの言動は、なぎさ先生に対する焦らしテクというか、言葉責めの一種だと思われます。
「光が欲しい」なる言葉は、なぎさ先生に対する、二人の間にだけ通じる、何らかのイヤラシイ符丁であることも考えられます。
ソノ部分を伏せてみれば、いかにイヤラシイセリフであるかが明らかになります。
「○が無くては××できない!○が欲しい!」「ああっ 泉君!」
だからそこから離れなさい。
その後、石で鉄格子を叩いて発生させた、形ばかりの火花でチャージングGOしていることも、これ(光の有無はそれほど重要ではない)を裏付ける事実と考えられます。
変装後、研は堅牢そうな地下牢の壁をキックで突き破って排水します。ジュラル星人でなくとも、チャージングスーツの破壊力にはびっくりですが、そこにいたジュラル星人たちはロクに驚く間もなく、研にアルファーガンで瞬殺されます。
・今回のジュラル星人側の人的損害4人(トータル158人)
スポンサーサイト