ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
地球人に化けたジュラル星人は、高速道路上で研の車に絡むが研に皆殺しにされるというものです。
冒頭、人身事故歴のある10歳児の研が普通に車を運転して高速道路を走っていると、ジュラル星人が化けた女性ドライバーに絡まれ、それ以降、ジュラル星人の正体を現すまで2分半にわたってカーチェイス劇となります。オープニングとエンディングを含めて5分ほどの番組の2分半ですので、1976年の米国映画「激走!5000キロ」ばりの車主体のカーアクション作品です。
内容は全然違いますが。
ジュラル女性ドライバーが研に競走を申し入れ、研が「ここはレース場じゃありませんよ。」と言ったり、ラストシーンでキャロンが「スピードばかり出すのがドライブじゃないわよね。」と言うなど、交通安全啓蒙テイストが見え隠れするのは、放送当時交通事故が社会問題化してたからでしょうか。
余談ですが、おいらが1970年発売の「老人と子供のポルカ」(左卜全とひまわりキティーズ)の「やめてけぇ~れジコジコ」との歌詞が交通事故のことだと知ったのは、20数年前に聴いたタモさんのオールナイトニッポンからです(ちなみに「ゲバゲバ」はゲパルト、「ストスト」はストライキのことらしい)。
番組でこの歌詞の意味を募集し、これに対して回答が寄せられ、番組内で読み上げられたもので、読み上げられた回答の中には、「ジコジコ」とは老人のオナニーのことであり、ジジイなので「シコシコ」ではなく「ジコジコ」となったもの、というネタ回答もあったと記憶しております。確かに、そんなものを見せられたら、子供達も「助けてぇ~」と言いたくなるでしょう。
なお、上述の、研がジュラル女性ドライバーによる競走の申し入れを断るシーンで、キャロンが「こんなハイウェイの真ん中で競走なんかしたら、他の車が迷惑よ。」と言っていますが、カーチェイス中のハイウェイは、研とジュラル女性ドライバーの車の借り切り状態です。
また、劇中のハイウェイは、高速道路にもかかわらず、上下線が判然としないセンターラインで仕切られており、路側帯も無く、挙げ句には突如T字路まがいの分岐が現れたり、タイトル通りの殺人ハイウェイと言えます。まあ、首都高も(ry
女性ドライバーが正体を現してから、数台の車に分乗したジュラル星人が現れますが、チャージングGOした研が乗り込んだスカイロッド号の空からの攻撃により皆殺しにされます。
このスカイロッド号というのはいつも都合良く現れる乗り物のようですが、これだけ便利な乗り物がありながら車を運転いている研は根っからの車好きなのでしょうね。
・今回のジュラル星人側の人的損害14人(トータル146人)
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