ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
ジュラル星人は、美容院を訪れた研のママとキャロンを誘拐し、改造して研を殺害させようとするが、研に阻止されるというものです。
冒頭、ママと出かける際のキャロンが、バリカンにからかわれ、「いいわ。見違えるようになってくるから。」と言い返し、幼女にもかかわらず相変わらずの自意識過剰ぶりです。家族の中で唯一金髪であることについて様々な推測が可能ですが、母親に連れられて美容院通いをしているとすると、染めている可能性もあります。養子説あやうし。
二人が出かけた後、研とバリカンは「空手ごっこ」を始め、研が「僕はドラゴンだぁ!」と言っており、この「ドラゴン」とは当時ヒットしていたブルース・リー主演の香港映画のタイトルかと思われますが、カンフーと空手は別物です。
タイトルに美人ロボットとありますが、劇中の登場人物のうち、どれがロボットなんでしょうか。
美容院で接客している女性従業員達がそうとも思われますが、殺しの使者に改造されそうになったのはママとキャロン(しかも未遂)であり、女性達が殺しの使者という役回りでもありません。
美容院では、髪型の写真の前にパーマネント用のドライヤーのような装置が設置しており、そこに座ってコインを投入口に入れると、その髪型になるような設定のようです。
投入の際、古いレジスターのような音がします。
2009年現在、電子マネー化が進んでおりますが、硬貨に対する信用は未来でも健在のようです。
ママとキャロンは店員に勧めらるままに飲んだ睡眠薬入りのオレンジジュースにより昏倒し、そこにジュラル星人が現れます。
別室には責任者と思われる男性及び女性たちが縛られており、ジュラル星人の罠であることが判明します。彼らは眠っているママとキャロンの前で「この二人を俺たちの自由になるように改造するのだ。」「そうしておいて二人に研を殺させる」「面白いぞ!」などと作戦の内容を説明し、二人を連れ出します。
のみならず、何を思ったのか目からビームで美容院に放火し、これに対する消防の出動により、美容院の二人の様子を伺うべく車を走らせていた研の到着を早める結果になります。
救急車で運ばれる途中の美容院の男性(建物はかなり炎上していたのですが、生きていたようで何より)から事情を聞いた研は、車を走らせ、ジュラル星人の宇宙船を発見するやいなや、車を運転、走行中にもかかわらずチャージングGOし、次のカットではスカイロッド号に乗り換えています。
バリカンを乗せた車はどうなったんでしょうか。
宇宙船では、ママとキャロンの前にメスが迫り、二人は途中でこれに気付いて悲鳴を上げ、その様子を見ながらジュラル星人がニヤけているのですが、意識のあるまま改造手術するつもりだったようです。彼らのそちらの嗜好が「スジガネ入り」と申しましょうか。わざと麻酔を甘くしていた可能性もあります。
直後に現れた研に皆殺しにされちゃいましたけどね。サディスチャンぶりでは研の方が遥かに上手だったようです。
なお、当該美容院は「マミ・ビューティーサロン」という店名ですが、マミちゃんらしき人物は描かれておらず、ひょっとしたら、先の男性責任者が店長であり、マミちゃんであるのかもしれません。
美容関係の男性は繊細な方が多いような印象があり、男性店長の二丁目方面での通称がマミちゃんであってもあながち不思議でもありますまい。
・今回のジュラル星人側の人的損害3人(トータル132人)
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