ネタバレがあるので格納。
ストーリー:
飛行機の乗客に化けたジュラル星人たちは、研の乗った飛行機に乗り込み、機上で研を殺そうと企てるが、予想外のハイジャックに遭うなどし、研に返り討ちにされるというものです。
冒頭、「ハイジャックをやっつけろ!」とのタイトル文字がやたらポップな丸文字という印象的なタイトルバックから始まります。
今回、ジュラル星人は当該飛行機のチケットを押さえて乗り込んだようですが、押さえすぎて研達の分も買ってしまい、ジュラル星人だけを乗せた飛行機が普通に目的地に着いてしまう、という事態にはならなかったようです。
それだけ綿密な計画を立てていたにもかかわらず、飛行機はいきなり拳銃を持った三人組の男達にハイジャックされてしまうのですが、チケットも持たず、かつ拳銃を所持したままで乗り込める航空会社のセキュリティ体制はいかがなものかと思われます。
第5話「恐怖!ミイラが馬車でやってくる」の解説で触れましたように、やはり、未来の旅客機はバス感覚の乗り物になっているのかもしれません。
男達は、「伊豆の囚人島に捕らえられている俺たち革命軍の幹部五人と、ここにいる乗客の身柄とを交換するんだ」となどと言っており、日本初のハイジャック事件である「よど号ハイジャック事件」(1970年)をモチーフにしたと思われます。
牧師に扮したジュラル星人が「無益な殺生はやめなされ」と言ってハイジャック犯を説得するシーンがありますが、「よど号ハイジャック事件」でも乗客に神父さんがいたようです。
なお、「よど号ハイジャック事件」は亡命が目的でしたが、「チャージマン研!」放送終了後、クアラルンプール事件(1975年)、ダッカ日航機ハイジャック事件(1977年)と、日本赤軍がが日本で服役、拘置中の活動家の釈放を求める事件が起こっています。
上記の牧師に扮したジュラル星人が目からビームでハイジャック犯たちを制圧した後、乗客達もジュラル星人の正体を現し、リーダーと思われる牧師ジュラル星人が冒頭の計画を研に逐一説明すますが、その直後、チャージングGOした研に皆殺しにされます。
この際、牧師ジュラル星人の目からビームが研のメットに防御され、「効ぬっ!」と唸るシーンがありますが、これは過去に何度か経験しているはずで、飛行機に乗り込むまではともかく、その後の計画が甘いと言わざるを得ません。
格闘中、スカイロッド号が飛行機に突入し、研達はこれに乗って脱出します。スカイロッド号は、オープニングではかなり大きく描かれていますが、過去には廊下や地下道を飛行するシーンもみられ、大きさが自在に変化する乗り物のようです。
個人的な余談ですが、かつて「ハイジャック」を長いこと「Highjack」と思っていたのですが、大学に入ってようやく「Hijack」であると知りました。
・今回のジュラル星人側の人的損害6人(トータル124人)
*アルファーガンで殺されたのは2人ですが、スカイロッド号脱出後飛行機が大爆発を起こしているので、その他のジュラル星人も死亡したものと推測して。
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